ELBのクロスゾーン負荷分散とは

SAAの問題で、ELB(Elastic Load Balancer)についての問題に躓いた。 そのため備忘録として残しておきます。 クロスゾーン負荷分散とは 複数のAZにまたがってサーバーが存在する場合に、すべてのサーバーに均等にリクエストを振り分ける機能です。 以下の図はクロスゾーン負荷分散が無効の場合のアーキテクチャです。 「Availability Zone A」には2つのサーバーがあり、それぞれに25%ずつリクエストの振り分けが行われます。 一方で「Availability Zone B」のサーバーは8つもあり、各サーバーは6.25%しかリクエストが振り分けられていません。 サーバーは合計して10個ありますが、均等にリクエストが振り分けられていないような状態になっています。 ここで、クロスゾーン負荷分散を有効にしてみます。 すると、AZ関係なくすべてのサーバーに10%ずつリクエストが振り分けられるようになりました。 これがクロスゾーン負荷分散の仕組みです。 どういう問題だった? 複数のAZにまたがって複数のEC2インスタンスを起動していて、ELBを使用してどうやって均等にリクエストを割り振るかといった問題でした。 クロスゾーン負荷分散という機能を知らず、選択肢の中にRoute53の加重ルーティングを使用するというものがあり、それを選択してしまいました。。悔しい〜 参考 Elastic Load Balancing の仕組み

7月 11, 2023 · にあえん

EBSボリュームの種類が多すぎる

まずは以下の表をご覧ください。 このIOPSの値とかが結構SAAで問題として出題されるんですが、これが難しい。。 Amazon EBS ボリュームの種類 どうしたもんかと思ったんですが、問題で出されるときはIOPSとスループットが最適なストレージはどれかというものが多いので、その2点に絞ってまとめていきます。 IOPSだけで考える IOPSだけで考えると、その性能は以下のような順番に並べ変えられます。 io2 Block Express(256,000) »» io2 == io1 (64,000) »» gp3 == gp2 (16,000) »» st1 (500) »» sc1 (250) なんかどんどんインフレしていますね。 (ドラゴンボールの戦闘力?) スループットだけで考える 同じように、スループットも並べ替えてみます。 io2 Block Express(4,000 MiB/秒) »» gp3 == io2 == io1 (1,000 MiB/秒) »» st1 (500 MiB/秒) »» gp2 == sc1 (250 MiB/秒) 面白いことに、gp2(旧世代の汎用SSD)とsc1(コールドストレージ)のスループットが同じという結果になりました。 そもそもIOPSとスループットってなんだっけ? ここまでやっていて、そもそもの言葉の定義を忘れてしまったので再度まとめておきます。 IOPS(Input/Output Per Second):1秒あたりにディスクが処理できるI/Oアクセス数のこと スループット:単位時間(上記の場合は秒)あたりに処理できるデータ量のこと スループット とは ストレージのIOPS性能がアプリケーションに与える重要性 まとめ 基本的な概念のはずなんですが、ちょっと離れるとすぐ忘れちゃいますね。。 気をつけねば。。

7月 11, 2023 · にあえん